健康な身体づくりの4つの基本 ③〜食事編①〜

こんにちは。

最近、大学生時代にやっていたテニスを再び習い始め、のめり込んでいる「鍼灸&柔整師 松本」です。

前回のブログで、健康な身体づくりの基本として、「運動」が重要であることをお伝えしました。

今回からは、「食事」について、数回に分けてお伝えしたいと思います。

 まず本題に入る前に少し余談を!

最近巷では、健康ブームの影響から、「健康」に対する指標が広告やチラシで乱用されています。

例えば、標準体重や体脂肪量だけで健康を計ろうとしたり、筋力アップだけを謳ったトレーニングジム、またはサイズダウンを目的とした過激なダイエット方法など。これらは、数値化することで、目的達成の度合いが一目で分かりやすくなるのだと考えられます。一見、正確に体の状態を表しているように思われますが、実際、数値だけではわからない健康面にも注意が必要です。

厚生労働省による意識調査では、「健康だと感じるために重要こと」では、飲食が美味しく感じること、身体が丈夫なこと、ぐっすり眠れること、などが上位にランクされています。

つまり人は、健康だと感じる充実感というのは、数値で表しにくいものです。

また、私たちの体調を参考にしてみても、その時の環境が大きく作用します。例えば寒い、暑いといった感覚は個々で異なります。そこに疲れているのか、嬉しいことがあったのか、精神的な要素なども加わってくるため、健康上の数字は誤差が多く、あくまで「目安」にすぎないのです

自分の健康を考えたときに大切なのは、体調を数値化したものだけではなく、体調を敏感に感じ取る感覚も重要なのです。

自身の体調管理に気をつけている一流アスリート達は、自身の身体の声に耳を傾け、毎日の体調(健康状態)から、最適なトレーニングメニューを含めた体調管理をしています。

例えば、どういった場面で不調に陥るのか、どういった状態であれば全力を発揮できるのか、常に身体と向き合ってトレーニングをしているのです。
これからは私たちも、アスリート達の健康意識を見習うべきなのではないでしょうか?

では、本題についてお話しします。

 私たちの身体は食べたものでできている

私たちの身体は、およそ372000億個、260種類以上の細胞で構成されているといわれています(以前は60兆個といわれていました)が、細胞の種類によって、それぞれの寿命があるってご存じですか?

まず人をつくる細胞には、筋肉の細胞や神経の細胞など、様々な種類があります。その数は約270種類にもなるといわれています。

実は、これらの細胞には寿命があります。例えば、胃腸の表面を覆う消化管上皮細胞は24時間、また私たちの身体を細菌から守ってくれる好中球という白血球は23日で死んでしまいます。

死んでしまった細胞は、新たに分裂して生まれた細胞に入れ替わります。このように、死んでしまった細胞と新しく生まれた細胞が入れ替わることを「代謝」といいます。私たちはこの「代謝」によって、身体を構成し、健康が維持されているのです。

このように私たちの身体は、年齢や部位によって多少違いますが、細胞は大体半年に一度生まれ変わる「代謝」を繰り返しているのです

通常細胞は、古くなった細胞が死んで、新しい細胞と入れ替わる「代謝」を繰り返すことで、私たちの身体を維持しているのですが、一説によると毎日およそ45000億個の細胞が死に、それとほぼ同数の細胞が生まれていて、入れ替わりに要する時間は細胞の種類によって違いますが、半年から数年もすれば大部分の細胞が入れ替わるといわれています。

なぜ今回、細胞の寿命や細胞の入れ替わりに触れたかというと、私たちの身体では日々大量の細胞が作られていて、その材料となる栄養素を食事として取り込んでいるということ、すなわち私たちの身体は食べたものでできているということを再認識していただきたかったからです。

今食べているものが半年後に自分の細胞となり、身体の声を無視した生活を続けると、元々持っていた身体貯金(健康)を食いつぶし、気づいた時にはゼロになっているかもしれません。身体貯金は、いきなり無くならないかわりに、いきなり増えることもありません。時間をかけてコツコツ積み重ねていく以外に方法はないのです。

多くの細胞は大体、半年で生まれ変わるため、今食べているものが半年後の身体を作っているということを忘れないでほしいのです

 

今回はここまで。

私たちの身体は食べたものでできている、ということが少しでも理解出来たでしょうか?

次回はもう少し詳しくお伝えしたいと思います。

「西洋医学・東洋医学のいいとこ取りしちゃえ!鍼灸&柔整師松本」がお伝え致しました。

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