〜続〜自分のからだを信じてみては

「安静にしていれば自然に治る」

私がたまに立ち寄る定食屋さんには県内で一番発行部数が多い新聞が置いてあります。先日何気に新聞をとると、「インフル警報レベル」という大きな見出しが目に飛び込んできました。記事を読んでみると、休日当番医の小児科クリニックにインフルエンザが疑われる患者が殺到し、診察までに7時間以上もかかった方がいたとのこと。また、駐車場に入れない車で近隣の道路が渋滞し、パトカーが出動するまでになったとも書かれていました。
さらに記事を読み進めると、当番医であるクリニック院長のコメントがでていました。前回、私がブログに書いた内容に少なからず近い事が書かれていたのでご紹介したいと思います。

クリニック院長のコメント→「熱があっても、飲み物や食べ物をとれているようなら、安静にしていれば自然に治る。呼吸が苦しそうな場合や意識状態に急激な変化がある時などを除き、受診は平日に」

私はこれが医師の本音だと思いました。
続いて、赤十字病院 小児科の副部長の先生のコメントもあり、
「無理に混雑した医療機関に行くことで、症状の悪化や二次感染のリスクがある」と書かれていました。

皆さんはどう思われましたか。
病院にあせっていく必要があるでしょうか。まずは、冷静に対処することが必要ではないでしょうか。生後間もないお子さんの発熱や緊急を要する重症の患者さんの診療に支障がでる状況だけは避けなければいけませんよね。インフルエンザは「安静にしていれば自然に治る」のです。
医療関係者も通う私のカイロプラクティック院。ある総合病院では、今年は新薬の使用を見合わせているとのことです。そして耐性ウイルスの話題も出始めています。耐性ウイルスができてしまえば薬が効かなくなります。私はインフルエンザも風邪の一つだと思っています。かかってしまった時の対応を今一度考えてみてはいかがでしょうか。

お正月

「あっちゃん、おはよう! お餅何個にする?」
私が子供の頃、お正月は5日ぐらいまで、毎朝母からこの言葉を投げかけられ、「2個~」と、ぶっきらぼうな声で答えていました。他のものを食べたいと思っても、食べさせてもらえないという事がわかっていましたから。お雑煮か焼き餅、それに母が作るお節料理の残り物。毎回お餅と一緒に出てくる紅白かまぼこ、甘くて苦い田作り、甘すぎる栗きんとん。酸っぱすぎるレンコン。そして家で漬けたしょっぱすぎる沢庵・・・。
外は静かで人通りも少ない。出かけるところといったら母の実家ぐらい。もらったお年玉を手に、近所のおもちゃ屋さんへと走る。私の子供の頃の懐かしい正月風景を思い出しました。
本当に穏やかに過ごしたお正月でした。

年末年始の免疫力

年末年始、皆さんの身体の疲労度はどうでしたか。忘年会に始まり、クリスマス、お餅つき、年越しそば。お節料理にお寿司、蟹、すき焼き。お年賀で頂いた箱入り菓子。
昼間からアルコールを飲むということもあるでしょう。おそらく、連日、ご馳走のオンパレードで内臓はくたびれ果てていたと思います。
また、旅行やテーマパーク、カウントダウンイベント。夜中まで起きていて、そのまま初詣へ行かれる方もいるでしょう。いまや年末年始は、お財布だけでなく身体の方もなかなか大変な時代になっているように感じます。
今は随分と豊かで贅沢な年末年始です。ただ内臓を含め、身体が休まる事がないのも事実ではないでしょうか。こんな状態で体調を崩さないほうがおかしいとは思いませんか。

私は大晦日にはいつも通り早めに就寝します。夜中に出掛ける初詣はなるべく避けたほうがいいかと思います。寒い夜に身体が冷えてしまう事は免疫力の低下につながり、人混みに行くことで感染のリスクも高まります。今回体調を崩されてしまった方、次回の年末年始の過ごし方を考えてみられてはどうでしょうか。また私のこだわり健康法はWEB番組でお話しできたらと思います。