西洋医学・東洋医学のいいとこ取りしちゃえ!鍼灸&柔整師 松本です。
実は、今回のテーマは「自宅でできる具体的な予防」でしたが、予防の話をする前に、
「健康」についてお話ししたいと思います。
◉ 日本人は健康意識が高い?
私たちの周りを見渡してみると「健康」に関わる言葉が溢れていると思いませんか?
新聞、雑誌やテレビでも「健康」についての情報は日々取り上げられており、いかに「健康」の関心が高いことがわかります。
では、みなさんは、健康になりたいですか?
何故、健康になりたいのでしょうか?
健康であれば、好きなものが食べられる、行きたいところに行ける、やりたい事ができる、働ける、安心、幸せを感じる、などなど。
人によって多少の違いはあるけど、多くの共通点があると思います。
では逆に、不健康だとどうでしょうか?
◉ 老後、2000万円不足?
先日、麻生氏が老後2000万円の蓄えが必要だと発言して炎上しています。
これは、金融庁が退職後の年金暮らしの夫婦が95歳まで生きるためには「2000万円が不足する」という試算によるものだそうです。
しかしこの数字には、重要なものが抜けています。それは、医療費です。
ところでみなさん、老後の医療費は、どのくらいかかると思いますか?
当たり前のことですが、病院や診療所で治療を受けると、医療費が必要です。
特に、収入の減額が見込まれる定年後に、どれくらいの医療費が必要なのか気になる人も多いのでは?
厚生労働省によると、日本人の生涯医療費は、約2700万円。このうち約6割が、65歳以降にかかる費用となっています。
つまり定年後の医療費は、約1600万円が必要になるそうです。
※この金額以上の人もいれば、少ない人もいます。
ということは、健康状態によっては、老後の2000万円だけでは足らない場合も考えられるのです。
◉ 健康保健があるから大丈夫、それって本当?
でも、ご存知の通り、私たちは健康保険に加入しており、上記の金額を全て支払うわけではありません。
(年齢や所得や高額療養費制度によって異なります)
な〜んだ、全額支払わなくてもいいのか、などと思っていませんか?
勘違いしてはいけないのですが、健康保険適用外のサービスは全額自己負担になります。
具体的には、入院時の食事代や差額ベッド代、保険適用外の治療費や手術代、先進医療などが挙げられます。
しかも、間違いなく、大多数の人が年齢とともに医療費がかかるということです。
75歳未満の医療費が約22万円、75歳以上は約94万円(前回のブログより)必要と試算されています。
例えば、病気や怪我で入院した場合の自己負担のシミュレーションがあったのでご紹介します。
生命保険文化センター「生活保障に関する調査」によると、差額ベッド代や食費などを含んだ入院時の1日あたりの自己負担額は平均約2万円。
入院平均日数は、約19日だそうで、一度の入院にかかる費用は、平均約38万円だそうです。
一概に「いくら用意しておけばOK」とは言えないものの、保険適用外の費用含めて、入院すると1ヶ月あたり約40万円前後のお金が必要だそうです。
このように、病気になったり怪我をすると、高額な医療費が必要になってきます。
万が一に備えるには、このような高額な医療費を蓄えておくか、病気を未然に防ぐか、つまり予防をしておく必要があります。
◉ 高額な医療費を抑える方法とは?
みなさんは、将来必要になる高額な医療費の貯蓄をしておくのと、そのような医療費がかからないように健康維持(予防)するのと、どちらを選びますか?
私は、両方を選びます。(笑)
でも、メインは、健康維持、予防です。
その理由は、簡単です。 病気になれば、高額な医療費がかかります。病気の程度にもよりますが、働くのが困難になり、収入が減ってしまう事も考えられます。
それならば、予防にお金をかけた方が、トータル的に医療費が安くなるだけではなく、健康維持ができるので、しっかり働けるので収入も増えるかもしれませんね!!
今回はここまで。「西洋医学・東洋医学のいいとこ取りしちゃえ!鍼灸&柔整師 松本」がお伝え致しました。
次回は、「健康は人生を豊かにする②」についてお話ししたいと思います。
株式会社あどばんす 代表取締役
さの整骨院・鍼灸院 院長
松本克也 Katsuya Matsumoto
経歴
- 明治鍼灸大学卒業
- 明治東洋医学院専門学校卒業
- 腰痛専門の「わたなべ整形外科」リハビリ科勤務(京都市)
- カイロプラクティックなど身体のバランス調整を行い、1日100〜150人の患者さんが来院する「鍼灸整骨院 鷹ノ羽グループ」勤務(神戸市)
- 前職で同僚だった友人が独立する際に誘われて一緒に堺市で「鍼灸整骨院」立ち上げに参加、わずか1年目で1日70人の患者さんが来院する人気整骨院になる
- プロ野球の球団や角界などプロスポーツ選手や日本一を目指すアマチュアスポーツ選手が来院する「関目病院」のリハビリ科
- 前職で同僚だった友人が独立する際に誘われて一緒に大阪市で「鍼灸整骨院」立ち上げに参加、プロ野球選手をはじめスポーツ選手が通う整骨院に
- 2001年に地元である泉佐野市で「さの整骨院・鍼灸院」を開院。1日40〜100人の患者さんが通う整骨院に。 交通事故に遭った患者さんが二次被害(正当な治療が受けられない、正当な慰謝料を貰えないなど)に遭わないように、安心して治療に専念できる環境整備し、弁護士事務所、病院と提携しながらサポート。
- 「株式会社あどばんす」起業。「さの整骨院・鍼灸院」と阪南市に「あすなろ鍼灸整骨院」を開設し、今までに約20人の柔整師、鍼灸師、その他医療系の専門家を育成。
資格
- 鍼灸学士
- 柔道整復師
- カイロプラクター
- ファスティングアドバイザー