今回は今の時期、非常に苦しんでいる方の多い花粉症について話をしたいと思います。
よく巷では、化学物質や、環境汚染、強いては食品添加物がこの問題を引き起こしている。世の中は危険で一杯などと脅して、西洋医学は危険だの、医者は治療は出来ない、薬は危険だと大騒ぎをしている素人を見て絶句してしまいます。
化学物質や環境汚染が関係しているのは事実でしょう。もしかしたら添加物も影響はあるかも知れません。しかし西洋医学や医師、薬を批判している素人はいかがなものでしょうか?素人が薬や病院の嘘の危険を煽り、治療できる患者さんをプロが治療困難なところまで陥れてしまっていることがある事に憤りを感じます。
医師は勿論の事、私たち薬剤師はプロです。プロの観点から花粉症、所謂、アレルギーの原因と、その治療方法や予防について今回は皆さんへお話ししたいと思います。
まずは花粉症の原因です。
花粉症とはスギなどの花粉(抗原)が原因となり起こるアレルギー疾患の一種です。スギ花粉症は冬の終わりから春にかけて毎年、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどで多くの人を悩ませています。約2000万人(5〜6人に1人)の患者さんが日本にいると推定されています。
日本ではスギの他にもヒノキ、イネ、ブタクサ、ヨモギなど50種類以上の植物が花粉症を起こすと言われていっます。
花粉症の患者さんは年々増加傾向にあり1998年と2008年の10年間のデーターでは1.5倍になっているそうです。この患者さんが増えた理由にスギ花粉おん増加があります。戦後植林されたスギが40年ほどで成木になり花粉の飛散が始まります。
この花粉が増えたことが主な原因だと言われており、そんお花粉に最近では中国の大気汚染が著しい有害物質を含んだ黄砂など、複合的な要因でアレルゲン(抗原)のパワーが増しているかも知れませんね?
このパワー増した花粉が目や鼻から体内に侵入し、その花粉を取り除こうとくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目の充血、涙などが起こるのです。
つまりは本来は外部から侵入した異物を取り除くための体の防御反応から生じるものがアレルギー反応なんですね。
もう少し詳しく話をしましょう。
花粉が目や鼻から入ってきて体内の免疫システムによって「異物=敵」見なされると敵に対抗するための抗体(lgE抗体)が作られます。このlgE抗体は花粉に接触するたびに作られるために少しづつ体内に蓄積されて行くのです。
蓄積量があるレベル(人によって違う)に達するとアレルギー反応を起こすヒスタミンなどの化学物質が分泌されて、くしゃみや鼻水などの症状が発症するのです。だから昨年までは大丈夫だったのに・・・ってびっくりされる方が多くいらっしゃいますよね?そのようなメカニズムなんですね。僕は皆さんにコップの水を例えてよく話をします。コップの中の水がアレルギー反応。多くの方は、この反応があるわけです。ですが症状はない。しかし、この水が溜まり続けて溢れた瞬間に発症する。
だからコップの水が溢れないようにする事が重要なんですね。誰もが花粉症を発症する可能性がある訳ですから。
発症のメカニズムはわかりましたか?
ではその治療はどうしたら良いのか?
勿論、発症したら専門医にかかる事をお勧めします。薬は駄目だの危険だの言ってる素人をたまに見かけますが・・・素人ですw そのまま医師にかからずアレルギー反応が継続するとどうなりますか?皆さんはもう原理がわかりましたね?もっと酷くなります。そしてその症状によってストレスにもなります。それがまた症状を悪化させる訳です。悪循環です。
医師の診断を受けて処方される薬には大きく分けて4つの種類の薬があるのです。
・抗アレルギー薬
・抗ヒスタミン薬
・ステロイド
・血管収縮剤
ステロイドは皆さんよくご存知ですよね?巷では悪名高いのでしょうか?この情報も間違っています。ステロイドは炎症を抑える特効薬です。このステロイドの話は次回するとして・・・・血管収縮薬は点鼻薬などで鼻の血管を収縮させて鼻水を軽減します。
さあ抗アレルギー剤とは何でしょうか?反応を起こす受容体と拮抗する拮抗剤でヒスタミンの発生と放出を抑える薬なのです。僕の記憶が間違っていなければ、効果に2週間ほどかかります。そして軽い症状には良いのですが、強烈なものにはちょっと弱いですね。最近では抗ヒスタミン効果もある薬や利便性の良い薬も開発されているようです。この特性からしても、花粉症がわかっている方は早めに通院、早めの投薬で症状を軽減させる事が可能です。
では抗ヒスタミン薬とは?放出されたヒスタミンは受容体にカチッとハマって花粉を異物として洗浄する作用が出る訳です。この受容体をヒスタミンがはまらないようにブロックする薬なんです。だから効くのが想像できるでしょ?しかし問題もあるのです、効果が短期間であるのと、この成分は脳にも血液脳関門という関所を通過して脳にも行ってしまい、眠気を起こしてしまう事があるのです。だから人によっては眠くてたまらないとか、車を運転する方には適さないこともありますよね?全ては一長一短なんですね。これは医師の診断、つまりプロに見てもらってあなたに最適な治療をしてもらってくださいね。
だから薬は薬ですごいんですよ!どんどん良い薬も開発されていますからね。素人の嘘に惑わされずに早めにプロの診断を受けて下さいね。
ではアレルギー反応が出るまでにその予防は出来るのか?
結論から言えばできます!
原理がわかったら簡単ですよね?要は自己免疫システムが暴走している訳です。「敵がきたーーー突撃いーーーーー!」が酷い訳です。暴走ですねw
これを大人しくさせるのは食生活の改善です。特に僕が最も効果的だと思っているのがミネラルや繊維の摂取です。
つまり野菜を沢山食べる事です。魚もね。添加物が悪いーーーって話をしてる人に出会ったら即、ブロックしてくださいね。前にも添加物の話もしましたが多くは根拠のない話です。そして有害なものが体内に入ってきても健康な体であれば、それは肝臓で解毒、腎臓で濾過される訳ですから、健康な体、免疫の暴走が起こりにくい体づくりが重要な訳なんですね。
そんな事は当たり前だ、わかってる!それができないんだ!ってあなた!
その気持ちはわかりますよ。だって僕自身が昔、アトピーで喘息でアレルギー性鼻炎がとても酷い状態でした。勿論病院へ行きましたよ。でも当時は眠くなる薬ばかりで僕に合う薬がなかったんですね。仕事柄、車を運転する必要があり、なかなか治療は上手くいかなかったんです。そこで漢方も使いました。年間70万円くらい使いましたが、これも多少の改善がありましたが、症状は酷かったですね。
正直なかなか改善しませんでした。そりゃそうです。僕は野菜嫌いの、魚嫌いの超偏食。お菓子も油物など体を酸化させるものが大好きだったのですから。そして当時、僕はまだ薬剤師として社会に出たばかり。その知識もなかったので、自身が薬剤師なのに、症状は酷いというものでした。鼻水が止まらず年中、タオルを鼻に当てていたくらいです。喘息の発作も出て、これは心臓に負担のかかる薬も処方されていて、先生に長生きは出来ないぞってよく脅されてました。
食生活の改善が必須だったのですが、偏食な僕は、それを行うのが困難だったんですね。そこで出会ったのがサプリメントだったのです。西洋医学の薬剤師ですから、最初は疑いの目で見ていました。だいたいビタミンを摂取しても、それは体内に取り込まれやすい加工、もしくは取り込みやすい処方がされていなければ、絶対に効果もないし、無駄です。そのように考えていました。
しかしミネラルを知って試したところ、これは劇的に体感出来ましたね。それからミネラルにハマって研究を始めた訳なんです。色々なサプリメントがありますが、僕は基本はミネラルだと考えます。そしてそのミネラルも吸収を考えた処方が必要です。そのような考えられたミネラルはあまり世に出回って無いようです。また僕が推奨するミネラルもご紹介しますね。
僕の基本方針は、まず医師の診断を受けて治療をする。
その中で食生活の改善、生活スタイルの改善は急務で必須。
そこで改善が困難な人はサプリメントなどの栄養補助食品も有用。
そこで重要なものはミネラル。そしてその吸収まで考えられた処方が必要。
こんな感じでしょうか?今回は少し難しい話もしましたが、今、花粉症でお悩みのあなた!あなたに合った改善が可能ですから、是非、専門家にかかって見てくださいね。
次回はステロイドの危険の嘘なんかを・・・話して見ようかな?またWEB放送もしてますのでYOKUSHIRU.TVもアクセス下さいね!
薬剤師 垣内重慶
株式会社デジタルマックス 代表取締役社長
垣内重慶 Shigeyoshi Kakiuchi
経歴
- 1991年徳島文理大学薬学部薬学科卒業
- 萬有製薬(現MSD、当時世界最大の製薬メーカー米国メルク・アンド・カンパニーの日本法人)
- 入社式に金髪で参加、初日から怒られる。その後、成績優秀?な為、長崎へ飛ばされ、初年度売上レコードを樹立。
- 23歳で父の急死により、事業を引継、トラックの運転をしながら独立(当時大阪府下最年少株式会社オーナー)
- 複数に事業を創業したシリアルアントレプレナー
- ビジネスコンテスト8回受賞、米国シリコンバレーでもプレゼン経験有り)
- 複数の特許取得(8個)
- 化粧品、サプリメントなら関してトータルで1000億円以上の売上とそのプロデュース
- ビジネス書の出版において11週間Yahoo!のビジネス書ランキング1位の実績
- 年最高270回以上のセミナー開催実績
- 複数の健康商材開発をプロデュース経験
- 専門家として、科学物質に対する恐怖の過剰な煽り、また、西洋医学批判やエビデンスのない健康療法、反日思想の偏向報道に警笛を鳴らす。
資格
- 薬剤師