JCR登録カイロプラクターの彦坂です。
「健康」は人生の中の大切なテーマの一つです。その「健康」を手に入れるために、幼少期から良い習慣を身につけることが大切です。
今回は幼少期にスポットをあててお話しします。
子どもの頃から習慣化されるようになって効果があったことといえば、
「虫 歯」
ではないでしょうか。ひと昔前と比べて、虫歯になる子どもは随分と減っています。
乳幼児期から歯磨きを親が一緒に手伝ってするようになったこと。
食べやすいように親が食べ物を噛んでから子どもに与えることや、お箸やスプーンの使いまわしをやらなくなったことで、親から子どもへの虫歯菌の感染が減ったことがあげられます。
このように新たな知識に基づいて、良い習慣化ができれば、以前とは比べものにならないほど問題が改善できることは明らかです。
このブログやYOKUSHIRU.TVでお話している健康になるための4つのポイント、
「栄 養」、「構 造」、「精 神」、「環 境」。
これはもちろん子どもにも当てはまる事です。
このポイントを子どもの頃から親が意識して関わりを持てば、子どもは自然と身体のことを気遣い大切にすることができるでしょう。
我が家には11歳と8歳の子どもがいます。二人とも離乳食が始まった頃から、毎日欠かさず少量ではありますが、液体のビタミン、ミネラル、亜麻仁油、レシチンなどを与えてきました。
今では子ども達は、自ら冷蔵庫から取り出してそれらを夕食後に飲んでいます。もちろん子どもですから、お菓子も大好きです。食べ過ぎたりして肌がプチっと赤くなったりすると、食べているものが体に良いものか、食べ過ぎていないかなどと会話になります。
そこで「栄養」の重要性を感覚的に理解していき、自ら気をつけようと食事と補助的にサプリメントなどを摂取します。
身体に必要な栄養素は何かを考え、それらを摂取することが習慣化されれば、栄養バランスを考えることは楽になります。
また私の治療院では、患者様の付き添いで一緒にこられる小学6年生までのお子さんには、施術の合間に姿勢のチェックとバランス調整を無料で施術しています。子どもの頃から骨格のバランスが大切だと認識できるように始めたサービスです。将来自分の身体のメンテナンスをするという意識が備わってくれればと思ってのことです。
機会があれば、信頼のおける先生に子どもの頃から姿勢などのチェックをしてもらうことをお勧めします。
また私が考える、子ども時代に最も大切にすべきことが
「自尊心を高める」ことです。
自尊心とは自分自身のことを好きだと思えること。また自分を大切にするということです。これは親や周りの大人の関わり、環境がとても重要になります。
なるべく家庭内では、子どもへの関わり方として
「認めて、誉めて、喜んで、期待する」
そのような関わり方が子どもの自尊心を高めます。
そのように育てられた子どもは将来
「心身の健康につながる可能性が非常に高い」とも言われています。
心を育てることが「健康」にもつながるということです。
ここで少しだけ想像をしてみてください。皆さんにお子さんがいたとします。
もし、50点満点の数学のテストで9点を取ってきたとしたら、どんな声掛けをしますか?
「あら、9点も取れたの!よく頑張ったわね!次は10点取れるように頑張ってね!お母さん、次は期待してるから!」
このような声掛けができるでしょうか。
じつはこれ、実話なんです。
お恥ずかしい話なのですが、中学時代の出来の悪い私と母との会話です。
お陰と私は、母に自尊心を育てられたように思います。その後のテストで10点以上は取れたとおぼろげな記憶がありますが・・・
さてこの自尊心、大人になってからではもう手遅れなのでしょうか?
いいえ、そんな事はありません。気づいた時が出発点です。
その方法は、
「相手の自尊心を高める事が、自分の自尊心をも高めていく。」のです。
まずはあなたの身近の人に
「認めて、誉めて、喜んで、期待」する関わりを持ちましょう。
「え~、今さら、主人のことなんて認められない~!!」
「私だけがしても、相手が調子に乗りそうだから無理~!!」
そんな声も聞こえてきそうですが・・・
「私の自尊心を誰か高めてよ!」と言う前に、周りの人に自らが実践していく事で自分の心が育つのです。
どうですか?今日から少しずつ取り組んでみてはいかかでしょう。
予防医学の知識も大切ですが、行動に移さなければ宝の持ち腐れになります。目には見えない自尊心を高めることが「健康」という価値感を大切に思い、実践していくことにつながると考えます。
最後にもう一つ、生活の中での重要なアドバイスです。
髪の毛を洗った後は、すぐにドライヤーで乾かすことが大切です。
髪が濡れたままでいると、あたま、首、肩回りが冷えて、頭痛や風邪など引きやすくなります。夏場もしっかりと乾かしましょう。
小さいお子さんは、大人や、お兄ちゃん、お姉ちゃんに手伝ってもらうなどして、良い習慣付けができたらいいですね。
YOKUSHIRU.カラダノコトでは
YOKUSHIRU.TVというものがあります。
薬剤師、カイロプラクター、柔整師、鍼灸師の専門家が皆さまからの質問にお答えしたり、またアドバイスを受けることもできます。ぜひご参加下さい。

カイロプラクティック彦坂 院長
彦坂篤史 Atsushi Hikosaka
経歴
- 国際カイロプラクティックカレッジ卒業
- 一般財団法人 全国療術研究財団 療術師研修課程終了
- IBCE(国際カイロプラクティック試験委員会) SPEC(臨床能力判定試験)合格
- カイロプラクティック彦坂 開業23年目
- 東海療術師協会理事
- 国際カイロプラクティック師連盟会員
資格
- カイロプラクティック理学士
- JCR(日本カイロプラクティック登録機構)WHO基準カイロプラクター
- 全国療術研究財団 認定療術師
医療系以外では、宅地建物取引士の資格を有する。