みなさん、食いしん坊「まみぃ院長」こと鍼灸師&おんぷくセラピストの加賀宇康代です。
今回のテーマは「体温」についてです。みなさんの平熱は何度くらいですか?
50年前の日本人の平均体温は36.89℃。現代はもう少し下がって36.4°Cと言われ日本人の体温が下がってきていると話題になっています。
体温計をみても「36℃」のところが、赤く印字されているのでこれが平均値だと広く認識されていますが、アメリカでは37℃、欧米人は、38℃が平熱と考えるそうです。
日本では「37℃」「38℃」といえば発熱と診断されてしまいますが、外国では「平熱」なんですね。驚きです!
最近では体温が「36℃」以下という人が増えていて、おばあちゃんに「冷えは万病のもと!」と言われたことを思い出します。
その原因は、「食事の欧米化・冷たいものの摂りすぎ・運動不足」があげられますが、現代社会では「ストレス・栄養失調(新型)・姿勢の悪さ・長時間のパソコン・寝不足」なども加わりました。
体温が1℃下がると、「代謝が10~20%、免疫力は30%」も落ちるといわれています。免疫力が落ちるとウイルスや紫外線・ガンなどからの攻撃に対処する防御機能が落ち、ダメージを受けやすくなってしまいますので要注意です!
また、体温が下がると血液の流れが滞り、栄養も酸素も行き渡らなくなります。
すると老廃物が溜まりやすくなり、「むくみ・冷え性・倦怠感」などを引き起こし、ほっておくと病気や老化がぐっと進んでしまう可能性も・・・
女性にとっては生理痛や不妊の原因になり、お肌のトラブルも・・・!! そう、これはほっとけない「たかが1℃、されど1℃」ですね。
偉そうなこと言っておりますが、私「まみぃ院長」も、とても体温が低い!「35℃台」であればいい方で、睡眠不足、暴飲暴食などの不摂生が続くと「35℃以下」になることもしばしば・・・でした。
気が付いていますか?「過去形」・・・にしていることに!!(笑)
私の現在の平均体温は「36℃台後半」健康についてお話しさせていただくようになって、自分が健康であることが大切と改めて痛感し体質改善を急ピッチで行いました(笑)
どちらかというと仕事が最優先!の仕事人間。お休みなく働いていないと安心できなくて、オーバーワークの末にダウン (´・ω・`)
「最近いつお休みを取りましたか?先生が倒れたら、私たちはどうなるんですか?迷惑です!プロのくせに!しっかり健康管理してください!」
と「患者様」から泣きながらの愛あるお叱りを受け、大反省!!
そんな私が見直したことは、たったの「5つ」
・ お菓子・菓子パンを減らす(砂糖、小麦)
菓子パンが主食のようになっていました。砂糖は体温を下げるので意識して減らし、お菓子は果物に変更。菓子パンはごはん&お味噌汁に。
・ 栄養バランスを考え、腹八分目(ビタミン&ミネラル多めに摂取)
お菓子や菓子パンでおなかがいっぱい・・完全な栄養失調状態だったのでビタミンとミネラルのバランスを意識するように心がける。
・ おなかを温める(腹巻&おなか(腸)を動かす)
おへそ周りが冷たかったので腹巻を着用。腸が喜ぶ食事(野菜&ローフード)を多く取り入れ、お砂糖、お肉類を減らす。おなかのマッサージをする。
・ 睡眠時間を増やす(睡眠時間6時間以上)
ベッドに入ってからもスマホやパソコンを触っていたので禁止にして、就寝時は部屋の明かりを消して、朝は必ずカーテンを開けて日光を浴びるように。
・ 運動を心がける(なるべく歩く、泳ぐ)
車通勤の為に完全なる運動不足、歩く時間を増やし、休日なども自転車で移動するなどからだを動かすことを意識。
頑張りすぎると続かない・・できる範囲が大切ですね!
仕事で訪問する各施設では「コロナの影響」で頻繁に検温が行われ、「37℃以上の方は入室禁止」となっていて、現在の私は毎回ヒヤヒヤしています(笑)
ただ、体温が高ければいいのか?
これも諸説ありますが、平均体温が高すぎる人は「要注意!」
病気が潜んでいるために高くなっている場合があるんです!からだの中で炎症が起きていたりすると急に体温が上がることもあるので、「37.5℃」を超えてきたときは異常がないか?必ずチェックしてくださいね!
いくら外国の方の体温が高いからと言って、人種も遺伝子も違う私たちが「38℃」を目指すのはちょっと無理があります(笑)「36.6℃~37℃」をキープできれば合格ラインだと考えます。
体温を測る時間帯によっても上下差がありますのでご注意を!(2017年にアメリカで発表されたデータでは、午前8時が一番低く、午後4時が一番高いとなっています。ご参考までに!)
これからは、いろんなウィルスと共存していく時代なのかもしれません。そんな時代だからこそ、基本となる「食事・睡眠・運動」を意識していくべきだと思います。当たり前すぎて「つい、後回し」になっているものはありませんか?
どなたがおっしゃったのかは忘れましたが、「病気になった後の心配はするのに、ならないための準備(予防)はしないの?」
この言葉を肝に銘じて、日々の誘惑に負けないように・・・(笑)
私の失敗談&解消法が皆さんの「ならないための準備(予防)」のお役に立てれば幸いです(*´▽`*)
最後までお付き合いくださってありがとうございました。
かがう鍼灸院・整骨院 院長
加賀宇康代 Yasuyo Kagau
経歴
- 明治東洋医学院専門学校卒業
- 冨金原学院カイロプラクティック50期生
- 介護職で勤務中、整骨院の先生からスカウトされ33歳から転職
- 1日来院患者数100名を超える人気整骨院で18年勤務後、親の介護のため地元にて開業し4年目
- 勤務中は年間延べ人数約3000人の施術に携わる。また、分院長を5年ほど経験
資格
- はり師・きゅう師免許、柔道整復師免許
- 基礎医学士、ファスティングアドバイザー
- おんぷく(温腹)セラピスト