JCR登録カイロプラクターの彦坂です。
今回は、サプリメントのプロテインについてお話します。
まずは前回のブログテーマ、タンパク質「protein(プロテイン)」について、少しおさらいをしてみます。
タンパク質のはたらきには
・筋肉、内臓、血液、骨、髪、皮膚、爪などの体の組織をつくる
・からだの細胞へ酸素や栄養分を運ぶ
・免疫抗体や酵素、神経伝達物質、ホルモンをつくる
などがあり、タンパク質はとても重要な栄養素です。
タンパク質が不足すると、
からだの機能の低下を招き、
貧血、筋力低下、免疫力低下など
病気の土台を作ることになるので、食事から摂れない不足分は
サプリメントのプロテインを上手に活用しましょう、とお伝えしました。
今回はそのサプリメントのプロテインについて、サプリメント先進国である欧米でのトレンドなども含めてご紹介いたします。
サプリメントのプロテインの種類と特徴をあげてみます。
- 「ホエイ(乳清)プロテイン」
牛乳からの精製プロテイン、牛乳タンパク質の約20%の乳清。吸収が早く、必須アミノ酸、BCAAが豊富。抗炎症作用の報告もある。流通量が多い。
- 「カゼインプロテイン」
こちらも牛乳から作られる。牛乳の脂肪とホエイを取り除いた不溶性固形成分。牛乳のタンパク質の80%からなる。吸収が遅いため血中アミノ酸濃度を長時間維持できるとされスタミナ系プロテインともいわれる。
- 「ソイ(大豆)プロテイン」
大豆を原料としたプロテイン。大豆から油脂を絞り、その後タンパク質を取り出し精製。 大豆イソフラボンの抗酸化作用のはたらきがあるといわれる。
- 「ヘンプ(麻)プロテイン」
麻の実をすりつぶして作られる。ビタミン、ミネラル、食物繊維を含む。
- 「ピー(エンドウ豆)プロテイン」
エンドウ豆を原料とする。アミノ酸BCAA、ビタミン、ミネラル、食物繊維を含む。
今、欧米で注目されているのが、5番目の「ピー(エンドウ豆)プロテイン」です。
プロテインを飲んでいる方でも、エンドウ豆を原料とする「ピープロテイン」があることを知っている方は多くないでしょう。
欧米で注目される「ピー(エンドウ豆)プロテイン」のメリット
牛乳、卵、大豆にアレルギーがある方はこれらの食品からタンパク質を摂取することができません。タンパク質を補うためにサプリメントのプロテインを考えても、ホエイプロテイン、カゼインプロテイン、ソイプロテインではアレルギーが起きてしまいます。牛乳、大豆にアレルギーをお持ちの方は、ピー(エンドウ豆)プロテインならアレルギーの心配は少ないです。
(ピーナッツや豆類にアレルギーがある方は、稀にピー(エンドウ豆)に反応する方もいます)
牛乳アレルギーとは別に乳糖不耐症で消化不良や下痢になってしまう方もいます。乳糖を含んでいませんので、そのような方でも安心して摂取できます。
遺伝子組み換え大豆への心配から、ソイ(大豆)プロテインからピー(エンドウ豆)プロテインにシフトする方もいます。
エンドウ豆は豆類のもつ栄養と緑黄色野菜が持つ栄養の両方を兼ね備えていて、栄養バランスがとても優れているんです!
エンドウ豆の成分
タンパク質
アミノ酸
βーカロテン
ビタミンB群
ビタミンC
ビタミンE
マグネシウム
カリウムなど
普段の食卓に、エンドウ豆料理を1品加えてみてはいかがですか?
さて今回は、サプリメントのプロテインについて説明させていただきました。
是非、サプリメントのプロテインを、ご自身のライフスタイルに合わせて上手に活用してみてください。
YOKUSHIRU.カラダノコトでは
YOKOSHIRU,TVというものがあります。
薬剤師、カイロプラクター、柔整師、鍼灸師の専門家が皆さまからの質問にお答えしたり、またアドバイスを受けることもできます。ぜひご参加下さい。

カイロプラクティック彦坂 院長
彦坂篤史 Atsushi Hikosaka
経歴
- 国際カイロプラクティックカレッジ卒業
- 一般財団法人 全国療術研究財団 療術師研修課程終了
- IBCE(国際カイロプラクティック試験委員会) SPEC(臨床能力判定試験)合格
- カイロプラクティック彦坂 開業23年目
- 東海療術師協会理事
- 国際カイロプラクティック師連盟会員
資格
- カイロプラクティック理学士
- JCR(日本カイロプラクティック登録機構)WHO基準カイロプラクター
- 全国療術研究財団 認定療術師
医療系以外では、宅地建物取引士の資格を有する。