偉大なる「腸」のお話

☆腸の基礎知識☆

「腸」は24時間、私たちの意思とは全く関係なく働き続けています。

そのため「第2の脳」(セカンドブレイン)とも呼ばれます。

実は、消化器官と呼ばれる臓器は口から始まる「一本の管」で、厳密にいえば「体外」であるとも言えます。

※参考文献 株式会社光英科学研究所

口に入った食べ物は「かみ砕かれ」⇒食道を通って胃で、「吸収しやすい大きさに分解され」⇒小腸で「栄養素」、大腸で「水分」が吸収されます。

小腸・大腸で吸収されて初めて「体内」に入るので、小腸・大腸が本当の入り口であるとも言えます。

☆腸のはたらき☆

小腸(十二指腸・空腸・回腸)の全長は約6~7mで、無数のヒダに覆われており、2~4時間かけて「栄養素」の吸収を行い、大腸(盲腸・上行結腸・横行結腸・下行結腸・直腸)の全長は約1~1.5mで、神経細胞により内容物の固さを自動的に判断し「水分」を吸収、排便に適した形状にする働きがあります。

☆腸内フローラ☆

小腸の終わり(回腸あたり)から大腸にかけての壁面は、多様な腸内細菌の住みかとなっており、その生息している姿が「お花畑」のように見えることから腸内細菌の様相を「腸内フローラ」と呼んでいます。

ここが以前お話しした「善玉菌・悪玉菌・日和見菌」の住みかで、毎日激しい陣取り合戦を繰り広げている場所です。

便秘の方はこの「腸内フローラ」のバランスが崩れ、「大腸」の機能がうまく作用していないということでもあります。

現代社会では、ストレスなどの影響や生活リズムの変化に伴う食生活の乱れなどが問題となってきていますが、ストレスを除くことや食事・生活習慣を簡単に改善することも難しく、こういった背景により発酵食品や乳酸菌ブームがおこり、もっと手軽にというニーズにより、日本でもサプリメントが上手に活用され始めています。

しかし、悲しいかな・・・

日本では「サプリメント = お薬」というイメージがまだまだ根強く残っているようで、「お薬は嫌いです!」「栄養はちゃんと食事からがいいです!」という方もいらっしゃいます。

仕事柄、食事時間もバラバラなので日々サプリメントのお世話になっていますが、もちろん「食いしん坊」の私も基本は「お食事」からです (*^^)v

でも、「美味しい」ものは・・・必ず「太り」ます(笑)

なぜなら・・・「高カロリーで、低栄養」もしくは「糖質&脂質」の場合が多いからです。

ジャンクフード、白ご飯に焼き肉、お寿司、ラーメン&白ご飯などなど、悪玉菌が大喜びするものばかり💦💦💦

だからと言って「サプリメント」を摂っているから大丈夫!というわけでもなく・・・飽食の時代に入って「普通の食事」がとても難しくなってきましたね

次回は「善玉菌が喜ぶ食品」についてお話してみたいと思います。お楽しみに~(⋈◍>◡<◍)。✧♡