花粉症対策

食いしん坊「まみぃ院長」こと鍼灸師&おんぷくセラピストの加賀宇康代です。

先日の「YOKUSHIRU TV」でお話しできなかった

「花粉症」についてお話いたします。

 

皆さんは「花粉症」についてどれくらいご存知でしょうか?

花粉症は、季節性アレルギー性鼻炎ともいわれ、スギなどの花粉(抗原)が原因となって起こるアレルギー疾患の一つです。

毎年、くしゃみ・鼻みず・鼻づまりなどの症状で多くの人を悩ませています。

日本では、スギのほかにもヒノキ、イネ、ブタクサ、ヨモギなど約50種類の植物が花粉症を引き起こすとされています。

人はなぜ花粉症になるのでしょうか?
その原因は、花粉に対する「抗原抗体反応」によるもので、体内に花粉(アレルゲン)が入ってきた際にそれを排除しようとする「免疫反応」です。

こういった免疫機能は、もともと「細菌」や「ウィルス」など私たちの体に入ってくる病原菌から体を守る機能で通常、免疫機能は私たちのからだを健康に保つ役割を持っていますが、時に食べ物など無害なものに対して反応してしまうことがあり、これがアレルギーと呼ばれ、花粉症の原因になっています。

花粉アレルギーが起きた時、体内には「ヒスタミン」などの化学物質が分泌され、これが鼻水やくしゃみ、鼻づまり、目のかゆみといった症状を引き起こしてしまいますので、花粉症を和らげるためには、アレルギーを緩和し、ヒスタミンなどのアレルギー物質の分泌を抑える必要があります。

一般的には「耳鼻咽喉科」にいってお薬を処方してもらうことが多く、最近では「花粉症」は治るというお医者様もいらっしゃいます。

治療期間は2年から3年ほどと少し長くかかるようですが、最終的にはお薬を飲まなくても症状が治まってくるそうです。症状がひどい方は、ぜひかかりつけのお医者様にご相談してみてくださいね。

 

いつも『腸』のお話をしているのに…お薬?

食事だけで完治すると言いたいところですが、「花粉症」だけでなくすべての不調を食事だけで緩和するにはかなり時間がかかります。

そのため私は、現在・・症状がキツくて辛い方は、まずはお薬で症状を抑えながら、「免疫」を高める食事改善をしてみてはいかがでしょう?と提案しています。

アレルギーを緩和するための「カギ」は『腸』と言われていることをご存じですか?・・はい!やっぱり『腸』のお話しです(笑)

アレルギーと関係の深い免疫機能の約60%以上が「腸」に集中していることは以前にもお話をさせていただいていますが、

腸内細菌「善玉菌・日和見菌・悪玉菌」の腸内細菌のバランスを整えることで「免疫機能UP!」ができるのです。(^^♪

ただ、一時期だけ気をつけてもあまり効果が体感できないのが・・難点といえば難点でもあります。習慣化することで「気がつけば・・あれ!?」という感じで「免疫機能UP!」「体質改善」は進んでいきます。

よく患者様に「いつまで続ければいいのですか?」とご質問をいただきますが、「生きている間、もしくは健康で生きていきたい間は続けてください」とお答えします。だって・・・お薬は症状を抑えるものですが、食事は生きていくためのエネルギー補給ですから・・・。

特に「花粉症」は遺伝だけではなく「生活環境」が多く関係していますそのため小さなお子様を持つ「親御さん」はよく注意してくださいね!

家庭の食事を見直すことで、子供さんやご家族の健康が守られるといっても過言ではありません。

ちなみに・・・私が「生活環境改善」(ダイエット?・・(笑))するときは
「お肉類・お砂糖類・麺類・アルコール類」を摂らないようにします。

そして「お魚類・お野菜・発酵食品・お白湯」を選びます。大好きなコーヒーも減らしハーブティーや日本茶に変えます。

その結果・・私は猫好きなのに「猫アレルギー」・・・なのですが、食事の見直しでかなり改善しました。ただし本能に負け暴食すると悪化し、くしゃみ、涙目、全身のかゆみに襲われやすくなります(笑)

 

以前「私の不注意でアレルギー体質の子供ができたんでしょうか?」と聞かれたことがあります。

生活していくうえでの環境は変えていけますが、持って生まれてきた体質や気質、個性、世の中を取り巻く環境汚染など、様々な条件が混ざり合って現代病と呼ばれる病に発展した「アレルギー」に対する責任は個人では背負いきれません。

昔に比べて、良いものを見つけるのが難しい時代であるため、どの情報を選び、どんな環境を作っていくのか?しっかりと見極める知識をみにつける必要はあります。

そんな皆様のお役にちょっとだけでも立てれば幸いです(^^♪

今年の症状緩和には、ちょっと遅いかもしれませんが・・『腸』が喜ぶ「食事改善」ぜひお試しください。

最後までお付き合いくださってありがとうございました!